ヒロ画廊
有明美術館創立30周年記念企画
島崎蓊助展 セピアに込めた執着と解放
2010.9.10 - 10.11
有明美術館の創立30周年を記念し、特別企画展「島崎蓊助展 セピアに込めた執着と解放」が開催されます。詳しくは下記リンクよりご覧下さい。
※有明美術館島崎蓊助展特設ページへ
浜田知明の世界展
各種メディアにて紹介
現在、神奈川県立近代美術館 葉山で開催中の「版画と彫刻による哀しみとユーモア 浜田知明の世界展」が、朝日新聞、NHKをはじめ各種メディアにて紹介されています。詳しくは下記リンクよりご覧下さい。
※浜田知明展紹介記事へ
浜田知明の世界展
神奈川県立美術館葉山館
2010.7.10 - 9.5
※8月10日(火)より後期展示が始まりました。
2010年7月10日(土)~9月5日(日)に神奈川県立美術館葉山館において、「版画と彫刻による哀しみとユーモア 浜田知明の世界展」が開催されています。

いらいら (A) / Irritating (A)
etching, aquatint / 36.3×24.7cm / 1974
92歳の現在もなお精力的に制作を続ける浜田知明。
今回の展覧会では「初年兵哀歌」シリーズに代表される戦争体験を鮮烈に描いた作品から、独特のユーモアで現代社会を風刺した作品まで、版画173点、彫刻73点、油彩画4点のほか、デッサンやスケッチ、資料など約80点、総計330点が展示されます。
新作発表も含まれる大規模な回顧展となります。

誰も知らない / No One Knows
bronze / 25.7×29.2×15.0cm / 1992
ぜひご高覧下さいませ。
神奈川県立近代美術館葉山館
年間展覧会スケジュール
浜田知明についての詳細はこちら
版画と彫刻による哀しみとユーモア
浜田知明の世界展
会場: 神奈川県立近代美術館 葉山館
日程: 7月10日(土)~9月5日(日)
時間: 10:00 - 17:00
休館日: 月曜日(7月19日は開館)、7月20日
展覧会特設ページはこちらから
マテオ・リッチ像マケット贈呈式
チェッコ・ボナノッテ
2010.5.30
2010年5月30日に、チェッコ・ボナノッテが製作中のモニュメント、マテオ・リッチ像のマケットが法王に贈呈されました。

マテオ・リッチは中国にキリスト教を伝道した宣教師で、日本におけるフランシスコ・ザビエルのような存在にあたります。キリスト教のみならず、それまで中国に存在しなかった世界地図をももたらし、中国人の世界観、文化観を大きく揺さぶりました。この地図は後に鎖国中の日本にも輸入され、日本人にも大きな衝撃を与えました。日本においても初めてもたらされた、記念すべき世界地図です。
その没後400年を記念し、高さ3.5m、幅7mのモニュメントがチェッコ・ボナノッテにより制作されています。その像はマテオ・リッチの故郷、イタリアのマチェラータと、彼が逝去した北京に設置される予定です。
高崎市美術館「5つの部屋+」
パヴェル・トゥルンカ
2010.4.25 – 6.30
高崎市美術館のコレクション展「5つの部屋+」にトルコ出身のガラス作家、パヴェルトゥルンカのガラス彫刻が展示されました。

スペクトル・サイクルより 4つの部分からなるカラス・オブジェ
溶解ガラス・カット・研磨 / 20.2×41.1×14.2cm / 1996
パヴェル・トゥルンカは複数の色のガラスをカットし、組み合わせることでひとつの作品を造り上げます。彼の制作するガラス彫刻は、そこを透過する光やそれによって生まれる影、鑑賞者がそれを覗き込む時の角度によって、一瞬一瞬で異なった相貌を見せます。
ヒロ画廊においては、伊豆高原も含めて過去二回の展覧会を開催しています。
作家の詳細はこちらから
ローマ法王庁大使館「新しい扉」祝福式
2010.3.9
2010年3月9日に、麹町にあるローマ法王庁大使館にて大使館内教会に新しい扉が設置され、アルベルト・ボッターリ・デ・カステッロ大使により、各国大使をはじめ300名の招待者に見守られ、祝福式が開催されました。

新しい扉を制作したのは、ヴァチカン美術館、リュクサンブール美術館の大扉も制作したイタリアの彫刻家、チェッコ・ボナノッテ。同教会の内装設計とご聖櫃や十字架作品も全てボナノッテにより制作されました。
教会内の画像はこちらをご覧下さいませ。
チェッコ・ボナノッテ ヴィンチ村 サンタクローチェ教会
プロジェクト セレモニー 2009.6.13
ダヴィンチの出生地、ヴィンチ村にあるサンタ・クローチェ教会。

この教会で、天才レオナルド・ダ・ヴィンチは1452年に洗礼を受けました。
いまから550年以上前です。
その当時の洗礼台は今もなお教会にあり、その歴史的な洗礼台を取り囲むようにチェッコ・ボナノッテの作品が設置されました。

最終的には天井ドームを取り囲む円形の彫刻群が今年9月頃設置され、完成されます。

6月13日に行われたプレオープニングには、ヴァチカン美術館館長のアントニオ・パオルッチ氏や多くの要人が駆けつけ、盛大に行われました。


9月にはグランドオープニングの開催が予定されています。
浜田知明展-不条理とユーモア- 北九州市立美術館・本館
2009.6.6 - 7.12
北九州市立美術館にて 浜田知明展 ―不条理とユーモア― が開催され、同館のコレクション170点が展示されました。

檻 / Cage / bronze / 1983
浜田知明展「不条理とユーモア」
2009年6月6日(土)~7月12日(日)
会場:北九州市立美術館・本館
<展覧会の内容>
浜田知明は1917年に熊本県上益城郡高木村(現・御船町高木)に生まれました。
中学時代に絵画を富田至誠に学び、東京美術学校油画科に入学しますが、卒業した年に彼を待ち受けていたのは、戦争による軍隊生活でした。絵をもっと描きたいという志半ばに戦場に送られた浜田は、「兵士たちはたいてい、ミケランジェロの彫刻を思わせるような素晴らしいポーズで死んでいた。」と後に語っているように、すべての物事を絵のモチーフとして見る画家のまなざしですごします。そしてそのまなざしはまた戦争という極限状況における軍隊の矛盾や、人間の残酷さをもしかと見つめていました。
そんな浜田が果敢に選んだモチーフは戦争。そして戦争を一番的確に描くためにあえて選んだ技法が「鋭く、冷たい表現のできる」エッチングでした。≪初年兵哀歌≫シリーズをはじめとする作品は世界的にも評価されており、2007年にはイタリアのウフィツィ美術館が作品19点を収蔵しています。
また戦争を扱った作品のみならず、その後も≪ボタン(B)≫や≪取引≫など人間社会や時代を鋭く洞察した作品を制作し、65歳からは新たに彫刻という表現手段も手にしています。版画、彫刻作品を通していえるのは、戦争をはじめとする社会における不条理を、ただ辛辣に風刺するのでなく、時にユーモアをもって表現していることでしょう。その作品からは浜田の人間に対する深い関心と愛情がうかがえます。
北九州市立美術館では、開館当初から浜田知明の作品を収集しています。平成20年度に浜田知明氏本人から彫刻作品19点の寄託を受け、当館のコレクションはより充実したものとなりました。モノクロームの小さな画面から響く、果てしなく、どこまでも強いメッセージを、当館コレクション約170点から感じ取っていただけたらと思います。
<関連イベント>
◎講演会◎「浜田知明氏との対話-日本の美術は世界に通用するか?」
日時/6月13日(土)14:00~15:30
講師/高浜州賀子(熊本大学文学部附属永青文庫研究センター客員准教授)
場所/北九州市立美術館本館 講堂(聴講無料、先着150名)
5年に渡り浜田知明氏に作品についてのインタビューを重ねた高浜さんに、その作品と人となりについて語っていただきます。
◎スライドトーク◎「画家たちにとって戦争とは何だったのか? 浜田知明の場合」
日時/6月27日(土)14:00~15:30
講師/落合朋子(北九州市立美術館学芸員)
場所/北九州市立美術館本館 講堂(聴講無料、先着150名)
ヴァチカン大使館(ローマ法王庁大使館)教会オープニングセレモニー
-チェッコ・ボナノッテの作品と内装意匠設計-
2009.3.6
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麹町に所在するヴァチカン市国の大使館、ローマ法王庁大使館が、大使館内にある教会の作品と意匠設計をチェッコ・ボナノッテに依頼、その完成を記念したオープニングセレモニーが各国大使など約250人の要人を迎え開催されました。
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式は大司教のアルベルト・ボッターリ・デ・カステッロ大使により進行されました。
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新しい教会は、全体的に真っ白でシャープなモダンな空間に生まれ変わりました。
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その清らかな白い空間には、大地と空を、ボナノッテによりミニマルにデザインされたステンドグラス、祭壇中央にはボナノッテの独特の造形美で制作された12人の聖人の彫刻と、金色に輝くご聖櫃、キリストの物語が彫られたレリーフ、ブロンズとシルバーで制作されたランプ、十字架が設置されています。
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ボナノッテの繊細な作品とモダンなデザインの教会は、足を踏み入れた瞬間から光の優しさに包み込まれるようなとても清らかな空間です。
円空大賞展
2009.2.24 - 3.20
2009年度で第5回目を迎える岐阜県が主催する「円空大賞」にて、浜田知明が円空賞に選ばれました。その円空大賞受賞者の展覧会が岐阜県美術館にて「円空大賞展」として2月24日から3月20日の日程で開催されました。
詳しくは岐阜県美術館ホームページをご参照くださいませ。
BAS 08 BUNKAMURA ART SHOW 2008
2008.11.29 - 12.8
2008年11月29日(土)より12月8日(月)にかけて、毎年恒例の若手気鋭アーティストを紹介するBUNKAMURA ART SHOW 2008 (BAS 08)が開催されました。テーマは「恐れから親しみへ」
ヒロ画廊は永岡大輔を紹介しました。
同展のオープニングを永岡大輔、牡丹靖佳、岩田江、坂ノ下典正により、映像と絵画と音楽のパフォーマンスを行いました。 音楽にあわせ、牡丹と永岡が絵を描き、時空を創りあげます。
タイトルである 「映像同時リレー」はあらかじめ用意されている映像の上にさらに永岡大輔と牡丹靖佳がリレーのようにバトンタッチして描いてゆくというスタイルで、両アーティストから繰り広げられる新たな世界は、観客を魅了しました。
BUNKAMURA ART SHOW 08 では6人のアーティストが紹介されました。
BAS 08 参加アーティスト
表恒匡 / 柳ヨシカズ / 永岡大輔 / 吉沢美沙 / 中山玲佳 / 渡辺紗知子
<BAS08 会場入り口>
音楽、演劇、美術・・すべての芸術においてその作家の才能を認め、芸術性に共感し、支援してもらえるパトロンが必要です。それはアーティストにとっても、アーティストを紹介してゆくギャラリーにおいてもです。
<永岡大輔インスタレーション>
特に若手のアーティストとなると、芸術で生活してゆくことはとても難しい事です。そのような中、金額の大小に関わらず、アーティストを支援してくださるコレクターの方には感謝の気持ちでいっぱいです。
<永岡大輔 映像 -dialogue- >
引き続き、BAS出身アーティストの今後の活躍を見守っていただき、ご支援いただけたらと思います。誠にありがとうございました。
会場:渋谷・東急文化村 BUNKAMURA GALLERY
会期:2008年11月29日(土)~12月8日(月)
会期中無休・入場無料
お問い合わせ:03-3477-9174
BUNKAMURA ホームページ
http://www.bunkamura.co.jp
ウフィッツィ美術館「浜田知明展」会場風景
2007.12.14 - 2008.1.27
2007年12月13日にプレビュー、12月14日からウフィッツィ美術館にて開催された「浜田知明展」会場風景です。会期隣の部屋で行われている「レンブラント展」と同じく、2008年の1月27日までの会期で開催されました。
ウフィッツィ美術館は、歴代メディチ家の美術コレクションを収蔵する美術館で、ボッティチェッリの「ヴィーナスの誕生」、ダ・ヴィンチ「受胎告知」、ミケランジェロ、ラファエロらイタリアルネサンスの巨匠の絵画が収蔵されているルネサンス絵画の宝庫として世界的に有名な美術館。作品の収蔵も、個展の開催も、400年を超える歴史を持つ同館において異例のことです。共に日本人作家初の歴史的快挙となりました。
会場にてイタリアの来館者へ浜田知明の作品について感想を聞いてみました。一人の男性は「ぐにゃぐにゃとした太陽がのぼる」を見て、”この小さな画面に広大に広がる大陸、そしていつまでも果てしなく続く道と戦争の苦痛が見事に表現されたすばらしい作品”と絶賛していました。
チェッコ・ボナノッテ展
イタリア文化会館
2007.5.25 – 6.24
2007年5月25日から6月24日にかけて、「日本におけるイタリア2007 春」の公式イベントとして東京・九段下にあるイタリア文化会館にてチェッコ・ボナノッテ展が開催されました。
展覧会開催中は産経新聞にて多くの記事、広告が掲載された影響もあって多くの来館者にボナノッテの彫刻を楽しんでいただけました。
同展にはヴァチカン美術館からの特別出品などもあり、日本では見れない作品も鑑賞することが出来ましたが、イタリアやフランスなどご旅行に行かれた際には是非現地にてボナノッテのモニュメンタルな作品をご高覧いただければと思います。
箱根・彫刻の森美術館
チェッコ・ボナノッテ展
2006.12.10 - 2007.2.18
箱根・彫刻の森美術館において、2006年12月10日(日)から2007年2月18日(日)に彫刻の森美術館、久光製薬主催による「チェッコ・ボナノッテ展」が開催されました。

本展には、国内の主要美術館からの作品に加え、ヴァチカン美術館などイタリアからの特別出品による彫刻90点と絵画、素描など60点をあわせた合計150点が展示されました。作品の選定、会場構成、展示とその全てに作家自身があたり、作家の一貫した世界観で構成された大規模な展覧会となりました。

チェッコ・ボナノッテは現代イタリアを代表する彫刻家で、2000年にはヴァチカン美術館新正面入り口大扉制作、2006年にはパリ・リュクサンブール美術館ブロンズ大扉の制作など、歴史的に見ても偉大な制作を数多く行う世界的作家の一人です。国内でも1975年の沖縄海洋博覧会・イタリア館への出品、1990年には4美術館を巡回する「ボナノッテの世界展」などが開催されています。
チェッコ・ボナノッテ作家ページ
自然の中に設置され日の光を浴びたボナノッテの彫刻は、より躍動してその存在感を示していました。ご来場ありがとうございました。
会場:箱根・彫刻の森美術館
会期:2006年12月10日(日)~2007年2月18日(日)
チェッコ・ボナノッテが描いた ダンテ「神曲」展
イタリア文化会館
2006.11.10 – 2006.12.13
東京・九段下のイタリア文化会館で、2006年11月10日から2006年12月13日にかけて、「チェッコ・ボナノッテが描いた ダンテ「神曲」展」が開催されました。

会場風景
中世イタリアの詩人ダンテ・アリギエーリ(1265 - 1321)の遺した、世界史上に燦然と輝く大叙事詩『神曲』。その『神曲』を、現代イタリアを代表する彫刻家チェッコ・ボナノッテが103枚のドローイングであらわしました。

「煉獄篇」扉
「『神曲』のタブローはそのひとつひとつが、シンプルさと軽妙さをもって、一続きの場面を表現しています。そこでは希薄となり夢幻の様相を帯びた大気が、個々の小さな事物が形作るひとつの現実の断片を包み込んでいるのです。儚く軽やかな夢を通して、私は人間存在の大きなテーマに取り組みました。すなわち、愛、幸福、人間の限界、人生についてです」(チェッコ・ボナノッテ)
チェッコ・ボナノッテ作家ページ
ご来場誠にありがとうございました。
日程: 2006年11月10日 - 2006年12月13日
時間: 11:00 - 18:00
場所: イタリア文化会館
主催: イタリア文化会館、久光製薬株式会社
協力: イタリア大使館、アリタリア航空、ヒロ画廊
パリ・リュクサンブール美術館ブロンズ大扉セレモニー
チェッコ・ボナノッテ
2006年9月11日に、パリのリュクサンブール美術館の新しいブロンズ大扉のオープニングセレモニーが開催されました。制作したのは2000年にヴァチカン美術館の新正面入り口ブロンズ大扉を手がけたことでも知られる現代イタリアを代表する彫刻家、チェッコ・ボナノッテ。

リュクサンブール美術館大扉
同美術館は1818年にルイ18世が同時代の美術家の作品を展示するため開設されました。もとは17世紀に設営された宮殿で、ルーベンスの大連作「マリー・ド・メディシスの生涯」も、当時このリュクサンブール宮殿の大回廊を飾っていたとされています(現在はルーヴル美術館収蔵)。現在は特別展のときのみ公開されています。
リュクサンブール美術館ホームページ
BAS 06 BUNKAMURA ART SHOW 2006
鮫島大輔
2006年8月18日(金)から8月27日(日)にかけて、渋谷Bunkamura GalleryでBunkamura Art Show 2006 が開催されました。ヒロ画廊からは鮫島大輔を紹介しました。
出展アーティストは以下の通りです。
鮫島大輔 永瀬武志 浜竹睦子 山口典子

風景が額縁や球体に描きこまれた「立体的な絵画」とでも呼べる鮫島大輔の作品は、私たちとそれを取り囲む環境との関係をある意味で逆転させてしまうような、奇妙な感覚を与えます。そこで描かれる風景は単に外的で不変な、無時間的なものではなく、私たちが内に持つ心象やそれが生み出される時間をも併せ持つ、総合的な出来事としての風景です。

新進気鋭のアーティストたちの意欲的かつ自在な表現をたくさんの方にご覧頂くことができました。誠にありがとうございました。
会場:渋谷・東急文化村 BUNKAMURA GALLERY
会期:2006年8月18日(金)~8月27日(日)
会期中無休・入場無料
お問い合わせ:03-3477-9174
BUNKAMURA ホームページ
http://www.bunkamura.co.jp
チェッコ・ボナノッテ ダンテ「神曲」展
サンタクローチェ美術館・パッツィ礼拝堂
2004.10.9 – 2005.1.9
2000年にヴァチカン美術館の扉を制作したイタリアを代表する彫刻家、チェッコ・ボナノッテが103枚のデッサンで表現したダンテ「神曲」の展覧会が開催されました。会場にはダンテの故郷であるフィレンツェのサンタ・クローチェ教会内にある、ルネッサンス期の巨匠ブルネリスキによる建築で有名なパッツィ礼拝堂が選ばれました。

同展は会場となったサンタ・クローチェ美術館、ヴァチカン美術館、ウフィッツィ美術館といったイタリア本土最高峰の美術館の協同主催という異例の展覧会で、2004年10月9日-2005年1月9日の間に開催され、大きな注目を浴びました。当展覧会で展示されたボナノッテの作品103点は、その圧倒的な創造性、デッサン力による表現が評価され、その後フィレンツェのルネッサンス絵画の殿堂、ウフィッツィ美術館の所蔵品となりました。

「天国篇」扉
「ボナノッテが我々に提示する『神曲』の解釈には、どこか一定しない、それでいて軽やかな調べを奏でるが如きところがある。あたかも貝殻を耳にあて、海の息づかいを聴くような趣きである。この場合、貝殻とは『神曲』のことだ。ボナノッテは、『神曲』の深遠広大な世界から響いてくるざわめきに耳を澄ませて、それらを拾い集め、幻惑から覚めぬうちに見事な手並みで作品化した。そのざわめきは、かすかな畏怖とともに、我々をも幻惑し感嘆させずにはおかない。」(アントニオ・パオルッツィ 前文化大臣、フィレンツェ美術館特別監督局総監)
会場:サンタクローチェ美術館・パッツィ礼拝堂
会期:2004年10月9日-2005年1月9日
主催:サンタ・クローチェ美術館、ヴァチカン美術館、ウフィッツィ美術館(三館共催)
BAS 04 BUNKAMURA ART SHOW 2004
“LANDING”
今野尚行
2004年8月21日(土)から8月31日(火)にかけて、渋谷Bunkamura GalleryでBunkamura Art Show 2004 “LANDING” が開催されました。次世代を担うアーティストを発掘、発信するために創立されたこのグループ展の第一回に、ヒロ画廊からは今野尚行を紹介しました。
参加アーティストは以下の6人です。
稲垣智子 / 今野尚行 / 大谷有花 / 大森暁生 / 呉亜沙 / 渡部裕二
テーマの「LANDING」は、人間がそれぞれに日々の生活を営む中で、その人生というフライトを経てたどり着く中継地や到着点、そこへ至る過程を意味しています。アーティストの創作活動を飛行機のフライトと例えるなら、アーティストはギャラリーや美術館といったエアポートに着陸することで人とのつながり、社会的な意味づけを与えられます。

アイシャドー / Eye Shadow
oil on canvas / 31.8×40.9cm / 2003
手に押し付けられたアイシャドーの跡。その下地となる肌とも相まって、複雑なグラデーションを作り出しています。顔を鮮やかに彩るアイシャドー、それをふき取る手には非日常と日常の転換点、曖昧なゆらぎがあらわれています。
今野尚行作家ページ
会場:渋谷・東急文化村 BUNKAMURA GALLERY
会期:2004年8月21日(土)~8月31日(火)
会期中無休・入場無料
お問い合わせ:03-3477-9174
BUNKAMURA ホームページ
http://www.bunkamura.co.jp
大講堂落慶 慶讃 献展
チェッコ・ボナノッテ『生命の劇場』展
2003年4月
2003年、奈良薬師寺大講堂落慶の慶讃献展として、チェッコ・ボナノッテ作「生命の劇場」展が開催されました。この展覧会は薬師寺前管主の松久保秀胤長老の全面的な協力によって実現されました。松久保氏はボナノッテの作品に仏教における「唯識」に通じる普遍的な思想性を見出し、高く評価しています。
松久保長老とボナノッテ
イタリアの現代彫刻を薬師寺境内に設置する展覧会は画期的で、大きな評判になりました。五木寛之さんの有名な「百寺巡礼」にもこの作品に感銘を受けられたことが記されています。この作品はフィレンツェにあるサンタ・クローチェ教会でもその後展覧会が開催されました。薬師寺、サンタ・クローチェ教会ともに世界遺産です。東西や時空の別を超え、ボナノッテ作品の芸術性が求められていることが分かります。
「生命の劇場」
このレリーフはブロンズ、鉄、銅、シルバー、真鍮、アルミニウムなど複数の金属を使用した「ポリマテリアル」という種類の作品です。それぞれの表現に合わせて金属を使い分けています。レリーフ全体には生命の誕生、生命力、人生のバランス、人間の歴史など壮大なテーマがドラマチックに盛り込まれています。
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「浜田知明の全容」展
朝日新聞社、小田急美術館、富山県立近代美術館、下関市立美術館、伊丹市立美術館共催
1996年
1996年に日本全国の美術館及び朝日新聞の共催による、「浜田知明の全容」展が開催されました。
初年兵哀歌(歩哨) 1954年
この展覧会はまさに「全容」展にふさわしく、1996年までに発表された全作品と、未発表の水彩画・スケッチなどを加えた200点を超える作品が展示されました。そこには東京美術学校時代のデッサンをはじめ、戦争を厳しく糾弾した初期の版画作品、戦争に限らず広く社会における不条理や醜さをユーモラスに風刺した近年の作品、1983年から制作を開始した彫刻作品も含まれています。
情報過多的人間 1984年
1995年に終戦50年を数えたその翌年に開催された同展覧会は、浜田知明の歴史的評価を新たにするものとして大きな注目を集めました。「美術には、『人を楽しくする』そして『装飾性』という役割があります。でもそれだけでなく、『私たちが生きている社会』を表現するのも一つの役割だと思うのです」と浜田は1994年に語っています。人間が生み出しうる最大の地獄を体験した一人の芸術家が、その後の50年をどう生き、何を見、そして考えたか。そのうえで、芸術を通していかに社会に関わってきたか。浜田の画歴においても非常に重要な巡回展となりました。
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